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亡き母を偲ぶ・最期の笑顔
2008-08-16 Sat 20:05
ベッドの上でリップクリームを塗った。

お袋は若いころから化粧品を使わない。

口紅も、アイシャドーも・・

スッピンで通した。

化粧品を使うのは、手足が荒れるかといって、ハンドクリームと唇がかさつくとリップクリームだけ。

ほとんど寝たきりの状態でも、ベッドの横に、その二つを置いていた。

リップクリームを塗った唇に光沢が出てきた。

「美人だね」と息子。

お袋がクスッと笑顔になった。

一言、「子馬鹿」。

目鼻口がくっきりして、若いころは左右の眉毛がくっつき、一本のようになって、勝ち気、負けん気のあふれんばかりの顔立ちをしていた。

それを気にして、暇を見つけては毛抜きで眉の間を広げていた。

美人姉妹---。

お袋の妹は、女子アナ、高級クラブのママのような美人だが、お袋はアイドルタレントか、女優のような顔立ちだった。

年齢を重ねても、その美貌は衰えず、しわもない。

孫のお母さんがたから、「かわいい」と言われて、お袋も「この年でかわいい、なんて」とまんざらでもなかった。

人間誰でもけなされるよりも、褒められる方がいい。

お袋は家族からも他人からもけなされることなく、ほとんど褒められぱなっしの一生だった。

寝たきりの状態になっても、「幸せだった」と言えたのも、周りから大切にされ、チヤホヤされてきたのかもしれない。

「幸せだった」というこの言葉は、残された家族には何よりも嬉しい。

お袋は、疾風怒濤の昭和と平成という時代を思う存分、駆け抜けた。

充実感あふれる生涯を送ったことだろう。
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